スピリチュアリズムとは


近ごろ「スピリチュアル」という言葉をよく耳にします。一般的には非物質的なもので、霊的なもの、ある種の占いのようなものやパワースポットなど、そのほか天使や龍や妖精など目に見えないものや霊的分野の広い領域をそのように漠然と表現しています。

 

これに対して「スピリチュアリズム」とは1848年にアメリカで起こり、その後、英国に渡り発展し、やがて欧米を中心に世界に広がった一大心霊ブームをもとにした、心霊現象や霊的な世界との交信、そしてそこから得られた死後の世界の真相、たましいの永続性、宇宙や神の摂理などに対し、科学的な検証と考察を積み重ねながら築き上げられてきたものです。

 

スピリチュアリズムとは特にイギリスでは、当時の一流の学者やジャーナリストたちがこの研究に没頭し、現在でも続く様々な組織が設立されました。

 

そして霊媒(ミディアム)が、現れた霊(スピリット)の特徴や関係性などを挙げ、その相手を特定してからメッセージを伝える「エビデンシャル(証拠型)ミディアムシップ(霊界通信)」という方法が確立されて現在に至ります。

 

霊界通信では、霊媒(ミディアム)を介して、「霊(故人)」とコミュニケーションを取ることができるということ、たましいは肉体の死後も存続すること、そして、私たちがこの世を生きる上で従っている摂理や法則をさらに大きな枠組みで包んでいる霊的な世界が存続し、霊的な摂理や法則があることを現しています。

 

スピリチュアリズムについて学び、霊的な摂理や法則の叡智とその視点を活かした上で、いかに今を生きるかというのは一人一人が自分なりに考え、歩んで行くべきものと言えるでしょう。